公平な選挙制度を!


by sea_of_sound_2008
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 7月29日に「マガジン9条」にいくつかの記事が同時にアップされたが、ここへ来て民主党に注意を呼びかける内容のものが多かった。「民主党を一人勝ちさせるな、社民・共産へ投票を」と呼びかけている本ブログとしては賛同するし嬉しいことだが、同サイトの過去の振る舞いを見ると疑問も残る。

[参照]
マガジン9条 - 解散総選挙企画「わたしの1票の理由」vol.14
マガジン9条 - 森永卓郎の戦争と平和講座 第35回
マガジン9条 - 柴田鉄治のメディア時評 09年7月29日号

 というのも彼らは2007年都知事選の時に、「都知事選挙は、投票直前の世論調査を見て、投票先を決めよう」と題して、民主と関わりが深い(違ったらごめんなさい)浅野史郎に票を集中させよとの文章を「民主党の応援団」こと山口二郎に書かせているからだ。

 その戦略自体を無碍に否定するつもりはない。それにこのサイトはネット上で有用な情報をコンスタントに提供してくれる存在として貴重だと思っている。しかし護憲を旨とする団体が今頃になって改憲政党である民主党を批判するのは(まあ小沢のISAF派遣論文への批判などあったが)なんだかなと思ったのだ。憲法九条擁護の一点で組織された団体ならどこまでも憲法九条にこだわるべきだったのではないか。民主党の改憲案「憲法提言」は2005年10月のことだし、民主党が改憲を狙う政党だというのはわかりきったことなのだ。

[参照]
マガジン9条 - 都知事選挙は、投票直前の世論調査を見て、投票先を決めよう。 (魚拓)
民主党 - 「憲法提言」を了承 民主党憲法調査会総会
民主党 - 「憲法提言」 (魚拓)

 人ごとみたいに言うのは許されないことかもしれないが、正直言って護憲派からの民主党批判が少な過ぎると思う。なぜなのか私にはわからない。護憲派すら「政権交代」ブームに巻き込まれてしまったということなのか。これまでは自民党に批判が集中していたから仕方なかったのかもしれない。しかし、今批判的な目を向けるべきなのは間違いなく民主党だ。

 実は先の都知事選の時にはあまりネットを見てなかったのだが、なぜ「共産党は手を引け」という意見ばかりだったのだろうか。そちらの方が立候補が早かったみたいだし、いっそ「吉田万三氏を当選させるために、浅野史郎氏は辞退を」とか「民主党は吉田万三氏を全面支援せよ、それが本当の野党共闘」とかいう意見はなかったようだ。不思議なことである。

 「憲法九条は守りたい。石原慎太郎は嫌いである。そんな自分はリベラルだ。でも共産党はいや」という人がいるのだろう。どの政党を支持するかはその人の自由であるし私も共産党に問題がないとは言わないが、それはもう共産党の問題ではなくその人の問題だ。戦略的投票とか言うくらいなら、例え嫌いでも護憲のために共産党(もしくは社民党)に投票してください。

 その山口はやはり同サイトの別の記事で「自公政権よりも民主党政権ができたほうが9条改憲の流れが加速するのではないか、という不安が護憲派の一部にあるようですが、そんなことはありません」と民主党への留保無き支持を表明しているが、理解不能である。護憲のためには護憲政党が伸びるのが一番に決まっているではないか!「『自公』も『民主・社民・国民新』のどちらも過半数を取れないとき……大連立構想という亡霊が蘇ってくるでしょう」と有権者を恫喝するに至っては笑止。著書から判断するにこの人は「民主党の応援団」であるとともに「反共」の人である。単に個人的な理由で社民・共産はこの人の選択肢ではないというだけではないのか。民主党絶対主義の彼には無理だろうが、どうせなら「護憲のために社民・共産党で過半数を」ぐらいのことは言って欲しいものだ。

 ところで、「花・髪切と思考の浮游空間」がそんな山口の姿勢を皮肉っているので紹介しておきたい。このエントリは「政権交代」論者の馬鹿げた側面を良く表していると思う。

[参照]
マガジン9条 - 今度の総選挙、「護憲派」はどう考える?どこに入れる?(山口二郎さんの意見)
花・髪切と思考の浮游空間 - 何が変わるか不明だが政権交代?!- 山口二郎 (魚拓)

 以上、まとまりのない内容になったが、衆院選直前のスナップとして記しておく(まあ都知事選のことや山口二郎のことなども書いて愚痴のようになってしまったが)。繰り返しになるが、今からでも民主党批判は遅くないので色んなところにやって欲しい。私もいくつかエントリを準備中だ。
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by sea_of_sound_2008 | 2009-07-31 19:06 | 雑記