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by sea_of_sound_2008
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勝ち馬民主に乗って共産党を嘲笑する朝日新聞

 朝日新聞がこんな記事を書いた。

朝日新聞 - 共産党、都議選で埋没 「蟹工船ブーム」どこへ

 都議選で「蟹工船ブーム」に見られるほど共産党が伸びなかったことを揶揄しているのだが、それは議席数のみに注目した話である。

 得票数を見ると、共産党は民主以外の多党派が得票数を減らす中得票数を伸ばしている。つまり民主以外の野党では、健闘したと言えるのだ。五十嵐仁氏の下の分析を見て欲しい。

五十嵐仁の転成仁語 - 都議選では共産党も得票を増やしていた

 まず、事実を確認しておきましょう。前回の選挙と比較した各党の議席の増減と投票数の増減を下に掲げておきます。

 民主党  +19議席  +117万1000票
 自民党  -10    -9万9000
 公明党   0    -6万4000
 共産党  -5    +1万4000
 その他  -4    -9万1000

 これを見ると、民主党の一人勝ちだったのは、議席の上での話だということが分かります。民主党だけが19議席増やしているからです。
 減らしたのは、自民党が10議席、共産党が5議席、その他が4議席(ネット1議席、諸派1議席、無所属2議席)でした。議席だけを見れば、負けたのは自民党と共産党だと言いたくなるのも無理はありません。
 しかし、それを都民の選択の結果かと言えば、そうではありません。今回の選挙で都民が投じた票の数は、別の事実を示しているからです。

 選挙は、議会での議席を決めるものですから、議席数の増減に注目するのは当然です。しかし、それを直ちに有権者の選択の結果であるというわけにはいきません。
 選挙制度や候補者の擁立の仕方などによって、当選数が変わることがあるからです。この乖離は小選挙区で極めて大きくなり、定数が奇数の複数選挙区でも似たような現象が起きます。
 したがって、有権者がどのような選択を行ったのかを見るためには、議席だけではなく、得票にも注目する必要があります。今回の選挙でも、得票数の増減を見れば、議席数の増減を見ただけでは分からない事実を読み取ることができます。

http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2009-07-13

*強調は引用者。また上の表はずれていたので、スペースで調整した。

 朝日記事は冷静な分析とは言い難いことがわかる。その上勝ち馬民主に乗って共産党を嘲笑する視点が露骨で、何とも嫌な感じである。朝日よ、そんなに民主党を一人勝ちさせたいのか?

 何にせよマスメディアによる今の「政権交代」もしくは「政権選択」ブームが、所詮民主党の応援でしかないことをうかがわせるものだ。民主以外の野党はせいぜい刺身のつま扱いである。
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by sea_of_sound_2008 | 2009-07-14 01:41 | 政治