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by sea_of_sound_2008
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東京都議選――「政権交代」の波に呑まれつつあること

共産、自・民対決で逆風=社民「深刻な結果」

 12日の東京都議選では民主党を除く野党も敗北した。現有から5議席減らした共産党の志位和夫委員長は都内で記者会見し「民主党が大きく議席を伸ばしたのは自公政権に対する国民の怒りの表れだ」とした上で、「自民か民主かを押し付ける政権選択論が、わが党には逆風になった」と敗因を分析。地域政党、東京・生活者ネットワークの山口文江代表は会見で「今回は民主党の暴風雨だった」と期待した無党派層が民主党に流れたとの見方を示した。

 議席獲得の悲願を果たせなかった社民党の重野安正幹事長も会見で「極めて厳しい、深刻な結果だ」と語った。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2009071300025

 総選挙を占うとされた都議選の結果が出た。自民党が惨敗したのは喜ばしいが、民主党の圧勝は喜べない。なぜならその裏に落胆があるからである。

 一つは、共産・社民への逆風である。共産党は議席を大きく減らし、社民党は議席を復活出来なかった。民主が自民に差を付けるとともに、他の野党の票を喰ってしまった。民主の一人勝ちである。これは左派政党にとっては明確な敗北である。

 共産党の得票率をみると12.6%で、これは公明の13.1%とそう差はない(午後11時半現在)。にもかかわらず、議席では大きく離される結果となった。中野区のように共産党候補が惜敗した選挙区(僅か300票差!)もある。実に惜しいが、負けは負けである。

 もう一つは、問題都議の当選だ。七生養護学校への攻撃等で知られる三都議のうち、土屋敬之・古賀俊昭の二人は当選、田代博嗣は落選。そして在特会と組むレイシスト吉田康一郎も当選。残念だが、これらの都議の問題点は東京都民には広く共有されなかった。

 それにしても、なぜ民主だけが票を集めたのか。それは民主が一つのブランドになったからである。土屋・吉田は、ブランドの力で当選した。逆に自民はブランドとしての力を失ったから負けたのである。

 しかし「政権交代」が至上課題とされ、その他の問いかけが優先順位の低いものとみなされるこの風潮は危うい。こうした傾向が来るべき総選挙でも繰り返されないか。強く危惧する。

 そもそも「政権交代」のかけ声だけで、肝心の中身が問われない今の状況は異常である。なにせ民主党が政権を執ったとして、何をするのか誰も確かなことが言えないような状態なのだから。それより何のために「政権交代」をするのかをはっきりとさせるべきだろう。

 いざ民主党が政権に付いてみたら、改憲や比例区の削減(=二大政党以外の排除)に手をつけるといったところは見たくない。民主党内の右派を牽制するためにも、もっと共産・社民は議席を獲得した方がいい。

 左派政党は自公にも民主にも負けないほどのブランドとなるべし、支持者は戦略的な投票行動などと言わないで堂々と共産・社民へ投票すべし、と今から言っておく。


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by sea_of_sound_2008 | 2009-07-13 14:11 | 政治